言わずと知れた標準レンズの帝王「CONTAX CARL ZEISS PLANAR T* 50mm F1.4」。

1975年に初期型(AE)が発売され、1985年には後期型(MM)にモデルチェンジ。日本製(AEJ/MMJ)は、XR RIKENON 50mm F2 (L)同様、富岡光学が製造を請け負ったとされている。一時期は、オールドレンズブームに乗って人気が沸騰。状態の良い個体が10万円前後で取引されるような時期もあったが、ここ一、二年で随分落ち着いてきた。

購入したのは、後期型のMMJ。元箱付きの美品。早速、RAYQUALのCY-LMアダプターを介してLM-EA9に装着。α7cに着けてみた。この時代のMFレンズがAFで動くと毎回感動する。

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開放では柔らかい描写で周辺減光も発生。いかにもオールドレンズっぽい性格ながら芯を感じる。絞れば高画素デジタル時代でも通用する解像感。そこにZEISSらしい色乗りだったり、美しいボケ味や空気感が加わって素晴らしい画を出す。今や、性能だけならこのレンズより優れたものは数多あるが、、多くのファンを虜にするだけの説得力を感じる。

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