今年の夏にLAOWAから発表された、10mm F4 Cookieを検討。国内販売を待っていたが、代理店の取り扱いが未だ無い状態(※その後、11/18に発売決定)。直接本国から取り寄せようにも、円安が一気に進んで、数ヶ月でレート換算5千円近く値上がりした。こうなると、性能で上回る9mm F2.8の中古品が同価格帯に入ってくるので、こちらを選ぶことに。
換算13.5mm、視野角113度の超広角ながら、ディストーションが抑えられている。さすが広角に強いLAOWA。そして、絞れば美しい光条。
▲ X-T30 II + LAOWA 9mm F2.8 ZERO-D ( PRO Neg.HI | ISO=320 | F=11 | SS=1/180 | EV-1.3 )
最短撮影距離は12cm。開放では周辺減光が目立つが、テーブルフォトなどは、広く撮ってクロップすればいい。
▲ X-T30 II + LAOWA 9mm F2.8 ZERO-D ( PRO Neg.HI | ISO=1250 | F=2.8 | SS=1/60 )
銅鏡が細く、純正のコンパクトプライムシリーズに近いサイズ感。絞りはクリック式で、ピントリングは重めながら滑らか。これまで使ってきた中華メーカーのレンズの中では一番良くできている。
最後に、この年式(2018年4月発売)以前に発売されたLAOWAのレンズには、フードがロックされず、外れやすいという欠点がある。用意したK&Fのフィルターは外経が大きく、フィルターを付けるとフードが入らないことがあり、このレンズとの組み合わせも当にその状態。これを逆手に取り、先にフードを付けてからフィルターをねじ込めば「回っても外れない」状況を作れるのでは?と仮説を立てて実行。
そのままでは回しにくいので、フィルターとレンズキャップの間に滑り止めシートを挟んでねじ込んだところ、フードがガッチリ固定された。不評のレンズキャップも富士フィルム純正品に替えて、見事に欠点が消滅。
LAOWA 9mm F2.8 ZERO-D FUJIFILM Xマウント用 LAO0027 価格:¥79,200 (2022年11月現在) 評価: 5.0 | K&F Concept 49mm レンズ保護 MCUVフィルター NANO-Xシリーズ 価格:¥1,950 (2022年11月現在) 評価: 4.3 |