SlingBoxが届いたので早速設定。通勤の電車内で使ってみた。携帯端末(EMONSTER Lite)が次のアンテナを掴みに行くタイミングなのか?決まって三カ所で通信が不安定になる。ソニーのロケフリは、少しでも受信が途切れると音がメチャクチャになり、ソフトの再起動をしない限り元に戻らない。一方SlingBoxでは、一瞬画面が止まったり、音声がゆっくりになったりするものの視聴に支障が出るほど破綻しない。(但し、不安定な時間が長い場合はメッセージが出て切断される。)

その他、SlingBox AVのメリットは、
・PC用クライアントが無償でダウンロード出来る。
・縦画面表示や音声オンリーの再生が可能。
・VGA端末対応。

ロケフリに劣る点は、
・消費電力の大きいemb接続でなければ接続できない。
・国内未販売のため、故障した際に修理の窓口がない。
・本体に出力端子がない。

また、所有しているHDDレコーダーのリモコン対応状況は、それぞれ以下の通りだった。

(◎=完全対応 ◯=一部対応していないが支障なし △=操作できるが支障有り ×=非対応)
SHARPのDV-HRD200は、フルキー対応ではないが一応操作できた。(但しSlingBoxのPC版ではBS/CS/地デジ/アナログの切り替えが出来なかった。)古いデッキも捨てたものではないなあといった感じ。逆に困ったのがSONYのBDZ-T50。SONY製同士のロケフリが対応しているのは当たり前なのだが、WM版のソフトは開発が止まっているので未対応のまま。カスタムも一切できない。SlingBoxの方も比較的新しめのレコーダーが公式対応していないので、これから購入する場合は注意が必要だ。

総じて、ロケフリのWM専用ソフトの不出来が目立つ。PSPかPCでの使用オンリーならロケフリ。iPhone含むモバイル機での使用が中心なら断然SlingBoxをおすすめする。(iPhone用SlingPlayerは未発売だが、予定あり。)
SlingBoxで事が足りるならロケフリを売却しようと思っていたが、そうも行かない。ケースバイケースで使い分けるとしよう。