「935ヘクトパスカル」「大型」「非常に強い」といわれてもピンとこない。発表数値の中で身近に感じるのは進行速度ぐらい。ならば、風速などは日常でよく目にする単位で表せば、より警戒の意識が高まるのではないか。
最大瞬間風速50m/sといえば、時速換算で180km/h。超剛速球投手の初速以上と容易に想像できる。道を歩いていたら、突然後ろから全盛期のノーラン・ライアンに全力でシバかれる。あるいは松岡修造が玄関扉の前でこちらに向かってサーブを打ち続けているイメージ。
危なくて出歩く気にはなれないし、修造のサーブで家が壊れると思ったら事前に対策を考えるだろう。