恒例になりつつある2個目のNEW ERAは黒x黒。

快晴の千葉マリンは入場者数2万8千人。一塁側にまでチラホラと阪神ファンが見える。序盤は投手戦の様相。相変わらずパスクチとサブローを並べた対左打線は進化がない。
マリーンズ唯一の得点は福浦の内野安打から。鳥谷の送球が高く、限りなくエラーに近いプレーでラッキーな出塁だった。続くベニーが四球を選び、迎えるのは昨日2三振の里崎。この日も第一打席で空振三振。縦の変化球に全く合っていなかった。ところがこの打席で阪神バッテリーは必要以上に警戒したのか0-2とカウントを悪くして、3球目は甘いスライダー。これを強振すると、打球はグングン伸びてバックスクリーンへの3ランとなった。
先発の久保は最近の好調を維持している印象。キレのあるストレートを中心に、上下左右へ投げ分けて、的を絞らせなかった。八回は一死から長打を食らって薮田劇場。九回は1点差に迫られ、尚も無死三塁のコバマサ劇場。内野はバックホーム態勢。そして打席には金本という大ピンチでビッグプレーが飛び出した。センターへ抜けようかという当たりをルーキー根元がダイビングキャッチ。あわや同点の場面を救われ、今日の試合はこれで決まった。一死三塁から浜中は遊ゴロ。これも難しい当たりだったが、西岡が軽快に捌いて走者は釘付け。最後は1割も打っていない片岡が波打つスイングで空振り三振。逃げ切った。
試合後は、正面ステージにてミニコンサート。始球式で投げた川嶋あいがコバマサに送った曲を披露すると、続いて里崎が登場し、We Love Marinesを熱唱。大いに盛り上がった。
生観戦の交流戦は、二年越しで無敗。久保との相性は抜群の4勝目。