レンズ強化月間の第三弾は、1960年代~1970年代初頭に製造された「スーパータクマー55mm F1.8」。
生産数が膨大なため、50年以上経過した今でも中古市場に溢れており、その相場は数千円~。オールドレンズ入門に最適な一本とされている。ヤフオクでコンディションの良さそうなものを見繕い、いわゆる”後期型”と呼ばれるアトムレンズ(トリチウムガラス)が採用されているものを入手した。製造番号や特徴から、比較的晩年に製造された個体と思われる。
M42マウント→Mマウントのアダプターを噛ませ、更にLM-EA7を介してα9に装着。
この古いレンズがオートフォーカス&手ブレ補正で使えるのが感動的。ピントリングのストロークが長いので、大まかに合わせておいてから最後だけLM-EA7に頼ると効率が良さそう。また、アトムレンズの特徴である経年変色(黄変)は、カメラ側で補正できるので、難しいことを抜きにして撮ることができる。
長年PENTAXのカメラに標準で付属していたレンズだけあって万能に使えそう。逆光に対して豪快なフレアやゴーストが出るのが醍醐味。