APS-C機でオールドレンズを扱う際に困るのが画角。今回購入した中一光学のLens Turbo IIは、M42マウントレンズをフジXマウントに変換しながら、内部に仕込まれたレンズで画角を約0.7倍に補正する製品。
例えばSuper Takumar1 1.8/55の場合、フルサイズ機なら、そのまま55mmの画角で撮影できるところ、APS-C機では周辺がクロップされて55mm×1.5=82.5mmの中望遠になってしまう。
まずは、一般的なマウントアダプターで撮影。最短撮影距離付近に三脚を立て、F=4.0/ISO3200/内蔵ストロボで撮影した。
続いて、カメラ位置や設定はそのまま、マウントアダプターをLens Turbo IIに交換して撮影。82.5mm×0.726=59.895mm。つまり、レンズ本来の画角に近い約60mmまで画角が広がった。
画角が広がるということは、単純に取り込まれる光の量が増えて、F値が約一段分明るくなる計算。最初の写真のシャッタースピードが1/60sだったのに対して、二枚目は1/100sで撮ることが出来た。
※追記:「X-Pro3は、レンズのロック解除ボタンと干渉するので使用不可」と公表されているが、我が家の個体では干渉が無いことを確認している。どうも個体差があるようなので要注意。
中一光学 フォーカルレデューサー マウントアダプター Lens Turbo II M42-FX 価格:¥18,460 (2021年12月現在) 評価: 4.0 |