旧ソ連で1953年に登場したINDUSTAR 50は、INDUSTAR-10やINDUSTAR-22の流れを汲む、テッサータイプ 50mm F3.5のレンズ。最初期のみ沈胴式だったが、パンケーキタイプに変貌。小型で低コスト、安定した性能から量産型カメラの標準レンズに採用され、形を変えながら、通算30年以上の製造実績がある。1974年のM42マウント化を機に「INDUSTAR 50-2」となった。

元々5,000円以下で買える入門用オールドレンズとして人気があったが、地域情勢の悪化で現地からの輸入が止まっており、円安も影響して相場が上昇中。今後も不透明なことから、程度の良いものを買っておくことにした。 (1982年 KMZ製)

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旧ソ連系レンズの割にビルドクオリティは高く、さすがに80年代のものとなれば指標の印刷もシッカリしている。写りはシャープで実用的。これだけ軽いと持っていきやすい。

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▲ X-Pro3 + INDUSTAR 50-2 ( PROVIA | ISO=200 | F=3.5 | SS=1/60 )

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