400ccのスクランブラーが正式発表された。早速、公式サイトの諸元表から現行ICON(803cc)と異なる箇所を抜粋してみた。
(Sixty2は欧州仕様/ICONはMY2015国内仕様)
その他、スイングアームがスチールだったり、ヘッドライトやエンジンベルトカバーがプラスチック製になったり、タンクサイドカバーが省略されたり、随所にコストカットの努力が伺える。
車重は思ったほど軽くなく、パワーやトルクも物足りない。値段も89万9000円とICON RED(MY2015)から-10万円の設定。大型免許を持っていれば、わざわざ400ccを選択する余地は無いように思える。
メリットが有るとすれば、航続距離アップと体感熱量が軽減されそうな点。市街地を毎日乗るような場合に合うのかもしれない。ただ、そうなるとSR400や国産250cc勢が強いので、そこに食い込むのは難しい気がする。
なお、現行4モデルは据え置き(販売価格は値上げ)で、新たにサイドナンバープレートやヘッドライトフェアリング等装備の「FLAT TRACK PRO」が追加される。