FUJIFILM X half

話題のX half (X-HF1)を入手。GFX100RFを発売日に購入できなかったので警戒していたものの予約開始の時間帯は仕事中．．．仕方なく昼休みに予約注文し、1～2ヶ月待ちを覚悟していた。しかし当日、MapCameraのサーバーが落ちていたらしく、丁度復旧したタイミングの予約だったか？運良く確保することが出来た。

一時のブームが去り、パタッと出なくなった1インチセンサーのコンデジをFUJIFILMが再設計。ハーフサイズフィルムカメラのコンセプトを全面に押し出し、魅力的な一台に仕上がっている。

デザインで最も惹かれたのが縦長液晶（実際は一枚の背面液晶の一部を隠し、分割表示しているらしい）。選択したフィルムシミュレーションが表示される仕組みで、まるでフィルムの装填確認窓のよう。X-Pro3にも似たようなギミックがあり、フィルムメーカーならではの拘りを感じさせる。

とにかく軽くてコンパクト。常に持ち歩ける気軽さがありながら、フィルムシュミレーションもベストチョイスの13モードが搭載されており、ライトリークや期限切れフィルムをモチーフとした撮影フィルターなども多彩。指定枚数を撮りきるまで現像できないフィルムカメラモード（通称：修行モード）やノスタルジックな日付入り撮影など、かなり遊べる仕様となっている。基本が縦構図となりInstagram投稿にも適する。

カメラとしての基本性能は押さえており、チェキやトイカメラとは全く違った、しっかりした画が出る。必要十分に寄れるレンズ性能にも不満は無いので、今後、旅の相棒として活躍してくれるに違いない。