ここ数日、頭を悩ませているVAIO Pを仕事帰りに見てきた。大変な人気で人集りは途切れることがなかった。薄さと軽さは想像通り。CMの「ポケットに入る」は明らかに言い過ぎだけれども、これならバッグに放り込んでおいても気にならない。
外装は質感が高く、外からネジが一本も見えない作り。ホワイト以外は指紋が目立つ塗装だった。
開いてみると、大きなキーボードが印象的。クリック感があまり無いので、最初は違和感があるだろうが、慣れれば長文もこなしそう。トラックポイントの感じも悪くないので、入力面も概ね良くできていると言って差し支えない。
次に液晶画面。普通のPCに慣れているなら文字は小さく感じて当たり前だが、通常のNetBookより高解像度で、情報が多く表示できるのは効率的。その一方で、端から端までが遠く感じた。(左下のWINDOWSボタンから右上のXが遠く、カーソル操作がまどろっこしい。)
処理能力に関しては、特筆すべき所は無い。おそらくVISTAが負荷になっているのだろう、EeePC901よりモッサリしている。これがXPやWindows7に入れ替わってどうなるのか興味深いが、いずれにしてもセカンドマシン的な意味合いが強いNetBookに多くを望むのは酷だろう。携帯性とのトレードオフと考えて割り切るしかない。

総括としては、自分の使い方には合わないマシンという気がした。最大の魅力は「軽くて携帯しやすい」という所だが、まず開かないといけないという点で他のノートパソコンと同じ。(例えば電車内で吊革につかまって片手で操作する訳にはいかない。)そう考えると、これで出来ることはEeePCで快適に出来る。これにて検討おしまい!・・・と、帰り際に比較対象として触ったLOOX Uが急浮上。もう暫く悩みそう。