Cドライブの容量が4GBしか無いので、空き容量の確保から始める。まずは使わないであろうアプリケーションやフォントを次々と削除。Program FilesやMy Documentsフォルダ、キャッシュの類はDドライブにジャンクション。作業フォルダのTEMP類はRAMディスクへ移動。定番とも言える作業を行って約1.7GB程の空き容量を確保できた。
買ってきて最初にやらなければいけない作業としては結構な手間で、初心者には勧めにくいマシンだ。しかし逆に捉えれば、SSD化のお陰で、起動が速く、かつ静音でバッテリー駆動時間が長いという恩恵が得られるので、この手間さえクリアすれば、後は快適に使える。

次に、必要なソフトを導入。ロケフリも無難に動いた。元々主な使用目的は、動画サーバーとして使っていたVIA-C3機の後釜兼、帰省や旅行中のお仕事PCという想定だったので高いスペックは必要ない。まあ、普段使っている会社のパソコンが未だにATHLON 1GHz(2000年発売)だったりするので、動作速度に関する不満が無いのは当然かもしれない。

唯一残念なのが画面の解像度。横幅は問題ないが、縦の600ドットはやや狭い。馬券購入の際に使っているJRA-VAN NEXT(VER.4)が使いにくかったり、Yahoo動画のプロ野球中継で下の方が切れたりする。圧縮モード(擬似的に1024×768表示する)があるにはあるが、相応に負荷がかかるので動画再生には使えない。現状、他のマシンも同じ解像度が主流なので、この点だけは工夫しながら使うしかない。

ある程度の手間や工夫が必要なのは想定の範囲。それらを差し引きしても十分魅力的なマシンだ。このクラスのノートPCは、世界的な大ヒットによって今やメーカーの主力的な地位。もはや安かろう悪かろうという印象は無い。