SONY製のデジカメを10年以上使っているが、PCへのWiFi転送が遅いのが不満。IPアドレス等を手動設定していても接続までが遅く、更にそこから転送が始まるまで待たされる。
タイム計測したところ、α9で転送するスロットを選んでから、JPEGファイル1枚の転送が完了するまで約2分10秒~2分40秒。そもそも転送開始まで約2分かかっており、これはRX0IIやα6500でも似たようなものだった。電波干渉が起きているのか、Play Memoriesの出来が悪いのか分からないが、ここまで遅いとUSBケーブルを繋ぐか、SDカードから直接コピーした方が手っ取り早い。
そこで、昨年8月に買ってからPENTAX Q S-1で重宝しているFlash Airをα9で試してみることにした。先程と同じJPEGファイルをSnowyというソフトを介してPCに転送。ソフトを起動してから僅か7秒で完了!
ということで、α9用にもう一枚Flash Airを調達。生産終了から時間が経ち、他に代替品も無いことから徐々に値段が上がっている様子で難儀したが、何とか64GBのFlash Air W-04を入手。
最終版のファームウエアをインストールし、設定を済ませて動作確認OK。以下のように振り分ける設定で運用する。
SLOT 1 : SunDisk Extreme 128GB→RAW (約2500枚、圧縮=約5000枚)
SLOT 2 : FlashAir 64GB→JPEG (24M X.FINE=約3600枚)
Hiモードの連写で100枚撮り、2スロット同時に書き込んでみたが、十分実用的だった。なお、α9にはEye-Fi連動機能は無く、放っておくと転送中でも設定した時間で自動的に電源が切れてしまうので注意が必要だが、枚数が多ければ他の方法を使うので、不便は無いだろう。
東芝 FlashAir W-04 SD-UWA064G Class10 UHS-1 価格:¥10,400 (2021年01月現在) 評価: 3.9 |