今年は東京ドームから始動。予約で取った座席は4列目だったが、正面に柱という最悪の条件だったので替えてもらった。しかし、次の席に行くと巨漢の男が二席分陣取っている。これはダメだ・・・。もう一度変更したら、席からの眺めが上の写真。微妙。
東京ドームは、今シーズンから一部フェンスが低くなっているのだが、殆ど意味がない。40列より後方の席でも打席はネットの向こうだ。

試合は、先発大嶺のコントロールが定まらず、いきなり2四球。二死一、二塁で小谷野を迎えた。カウント2-2から高めのストレートに詰まったかに見えたが、打球はフラフラと外野に上がって、そのままフェンスを越えて行った。これぞドームラン。ファイターズ3点先制。
三回に井口のタイムリーでマリーンズが一点返すも、その裏、またも四球のランナーを置いて、今度は稲葉が完璧な当たりでライトスタンドへ放り込む。5-1。
諦めないマリーンズは四回表。怒濤の4連打で、先発榊原をKO。その後、併殺の間に1点を加え再び3点差。五回表には、二塁打の井口を置いて、打席に大松。打った瞬間、球場が静まり返るスゴイ当たりのツーランホームラン。5-5ついに同点!
しかし、ファイターズはその裏、稲葉と小谷野に、それぞれこの日2本目となる一発が飛び出し、再び突き放す。7-5。大嶺は変化球のキレが無く、コントロールも悪い。ことごとく甘いコースのチェンジアップを打たれていた印象。正直一軍レベルの投手ではない。一年目に見せた、アノ唸るようなストレートは何処へ行ったのだろう?
さて、六回は、両チームのリリーフ、宮西と小宮山が危なげない投球で両チーム0点。「このまま落ち着きそう」と思った七回表。意外性の男サブローが、ランナーを一人置いて、レフトスタンド最前列へドームランのお返し。なんと再び同点。
しかししかし、この縺れたゲームを決めたのは、やっぱり稲葉。100人乗っても大丈夫。替わったシコースキーから3打席連続となるホームランをレフトスタンドへ放り込み、一刀両断。結局このままゲームセット。負けだけど、格言通り「8-7の試合は面白い。」

試合自体は面白かったのだが、東京ドームは最悪。
通路の係員が、徐々に前に出てきて、立ちはだかる。何度か同僚に注意されていたが、また暫くするとこの通り。(イニング間ではなくプレー中。)

さすがに直接注意したら、出てこなくなったが、今度は空いたスペースに客が同じように立ち止まる。通路に5、6人は係員やら警備員が居たと思うが、誘導のタイミングが遅く、試合全体の半分位は視界が悪いままだった。この酷い席が3,500円。高い。ボロ負けしていたら、暴走クレーマーモードに突入する所だった。
内野フェンスが邪魔なのは、高さの問題ではなく、柱が多いのが駄目。また、通路の階段の設計が悪いため、売り子や客がダラダラと(もしくはドスドスと)上り下りする。ビールも一杯800円と法外な値段。ここは自分の知る限り最も居心地の悪い球場だ。