- 2012/08/19
- スポーツ
ついに4位転落
原因は毎年同じで、西村采配の引き出しが少ない点。
まずは選手起用。オープン戦から固定メンバー。大差の試合でも選手を試さないので、離脱者が出ると一気に選手層が薄くなる。不調の選手を使い続ける例も多く見切りが遅い。結果、競争も生まれないので活性化には繋がらない。
戦略面で目立つのが、先頭打者出塁での即送りバント。実は今シーズン、強攻策と犠打での得点率は殆ど差が無い。特に二番打者が送るケースで得点率が大幅に落ちるというデータまで出ている。相手投手の不安定な立ち上がりを助け、得たとしても1点だけという消極采配を繰り返していては、得点力不足も当然の結果だろう。そもそも考え方が15年古い。
あとは、勝負勘が欠如している点。監督としては致命的だ。三回だろうが五回だろうが、試合の行方を左右する場面はやってくる。にもかかわらず動くのは決まって八回以降。僅差のゲームで福浦を残して終了したケースが何回あったか?これはベンチ入りメンバーのバランスが悪いのも影響している。継投も史上最低レベルの酷さで、近藤昭仁や山本功二をも上回る無能っぷり。
就任1年目の日本一で”シーズンギリギリ三位”の反省がなされなかった故の翌年最下位。そして今年も同じ下降線を辿っている。今年前半の好調期でも入場者数が伸びていない状況でもあり、球団としてもメリットが無い。任期満了に伴う退任で良いだろう。
次は高橋慶彦という声もあるようだが、それではバレンタイン→西村と同じ。ヘッドコーチという重要なポジションでチームの転落を止められなかった責任は負うべき。