- 2010/04/25
- スポーツ
固定打線の弊害
今季二度目の連敗。「負けたけど粘った」とか「まだまだ貯金がある」と気休めを言っている場合ではない。
原因は左投手が打てない所にあるのは明白。ここまで負れた試合を振り返ってみると・・・
相手の先発投手が右投手だった場合=37イニングで35安打。ほぼ毎回安打でかなり優秀。これで負ければ原因は他にある。
一方、相手が左投手だった場合(緊急登板の長谷部含む)=26回2/3で18安打。単純計算で打率は2割台前半。
打者別の打率で見ると、特に顕著なのが以下の4人。
(対右投手→対左投手)
荻野 .364→.192
キム .313→.130
大松 .351→.194
サブロー .300→.172
右打席の西岡は打率が高いので、荻野の急落は痛い。更に4~6番が揃って1割台では、井口の負担が大き過ぎる。しかも、もれなくDH今岡(打率.207)が付いてくるので得点力が低下するのは当たり前。いったい何の根拠があって、右投手→福浦、左投手→今岡と使い分けているのか分からないが、これでは前監督の左右病と大差ない。
いくら四死球で塁を埋めても、肝心な所で打てる可能性が1/3→1/5に減っているのだから得点力は下がる。それを監督が「こういうこともある。」という認識なのだから救いがない。
そして、最も不満なのが韓国の大砲(?)。飛距離不足が顕著で未だ本塁打2本。セールスポイントの出塁率も蓋を開けてみれば今江と大差なく、三振率は軽く三割オーバー。(今シーズンの今江は三振10、併殺0なので、極端な話、今江を4番に置いた方が効率的に思える。)マシなのは犠飛の本数位で、得点圏打率は.211。ズレータ級!とまでは行かなくても残念ながら4番のレベル遠く及ばない。
そもそも勝負事に必勝パターンというものは存在せず、完全固定メンバーで戦うメリットは少ない。そろそろ他を試す時期に来ている。