四回以降、パーフェクトに抑えられた打線。九回裏2アウトからベニーが、松坂の抜けた球を見逃さずレフト前ヒット。ここで一塁に送られたのは、代田建紀。
山本政権崩壊の年（'03年）に自由契約となったが、その年のトライアウトで、来日したばかりのバレンタインの目にとまった。球団としては一度クビにした選手をすぐに獲る訳にもいかず、一年の浪人期間を経て（'05年）再入団という形になった。
再入団した年、いきなりオープン戦で7盗塁の大活躍。中でも、巨人・工藤から二盗三盗を連続で決め、相手バッテリーをヘロヘロにした試合は印象的だった。そういえば、この試合がきっかけで一塁コーチに高橋慶彦が定着するようになったことも忘れてはならない。
その後のレギュラーシーズンでは、打席で結果が残せず、一軍で見る機会が無くなってしまったが、今年はファームで堂々の三割をマーク。盗塁はダントツの20。出塁率も.421（リーグ2位）の数字を残し、満を持して一軍登録されていた。
今日は、ここしかない場面での代走。塁上で相手バッテリーにプレッシャーを与え続けたことが、ワトソンへの甘い一球につながり、そのヒット一本で悠々ホームまで帰ってきた。走って勝つ野球こそが、大躍進の原点だったことを思い出させてくれた。
中途半端な助っ人やノーコンの敗戦処理を使うぐらいなら、守備固めや代走のスペシャリストをベンチに入れておいた方が有益だ。

7月16日の横浜vs広島戦（横浜スタジアム）の試合前、屋鋪要、加藤博一、高木豊による盗塁対決が行われるとのこと。対するバッテリーは元広島の川口と達川。
記事の下の方に書いてあるクリスタルキングも気になる。

ジグザグ打線で残塁の山。同点から大先生投入。フランコの緩慢な守備。負けパターンの宝石箱や～。
このおかしなスタメンは、この前の楽天戦から。結果を見て分かるように勝利打点がすべて本塁打。裏返せば打線が全く繋がっていないということ。塁上にランナーを貯めるが、返すより先にアウトカウントが三つになっている状態。
重視すべきは、出塁率や得点圏打率、あるいは個々の調子であり、打席の左右は二の次。左右にどうしてもこだわるのであれば、対右（左）投手打率の方。
今日も初回、西岡が先頭打者で出て、盗塁を決めながらも0点。9安打2四球で3点は拙攻も拙攻。打率二割のサブローが毎日ホームランを打てってか？
それから大先生はもう十分。傷口を広げるだけの簡単な仕事で年収2000万円。パートの主婦でも出来そう。