■デイリースポーツ
故障者続出で…星野監督「頭が痛い」
北京五輪野球、77人の一次候補選手のうち、16人が登録抹消中。不調や負傷者の数は予想以上。この事態を受け、星野監督は、昨年のアジア予選組を優先的には選ばない可能性を示唆した。

こうなることは予想の範疇。特にパ・リーグの選手選考については、「どこに目をつけとんじゃ！？」と言いたくなるようなメンバーだった。改めて77人のメンバーを見ても、話題先行の新人が複数含まれている反面、各球団の柱となっている選手の多くが漏れていたことが浮き彫りになる。直感重視で相対的実力評価が全く出来ていない。にも関わらず、今更「予想外、頭が痛い」と選手に責任を転嫁されても困る。本来、そうならないために余裕を持って行うのが一次選考だ。自分の背番号と人数を同じにして喜んでいる場合ではない。
それから、アジア予選時はポジションに偏り（先発投手と二遊間ばかり）が目立ち、この課題をどう処理するのかと思いきや、この期に及んで”コンバート”という方針・・・。一次候補を検討する時間は幾らでもあったし、人数の制限など無かったのだから、もっと現実的で堅実なプランが組めた筈。実に非合理的で頭が悪い。アホか？
星野は選手名鑑を買うところから始めるべき。

唐川、3安打1失点10奪三振無四球完投2勝目。
橋本＝3番の新打線で初回から5得点、計10得点の大量援護。

今シーズン二戦目の生観戦（公式戦は初）。新カメラのシェイクダウンも兼ねたゲームだったが生憎の空模様。プレイボール直前から小雨が降り続いた。
打線は肉離れで離脱していたサブローが復帰即4番。アウト量産マシーン福浦が3番に居座り、もはや”守備の人”オーティズが5番という環境に優しいクリーンアップ。その他DHは、大不振のズレータに替わって大不振の里崎。どこからでも併殺打が打てる淀みない打線だ。結局、打率の高い順（橋本と西岡）にヒットが2本出ただけで、見せ場すら無いまま完封負け。
先発の清水は踏ん張ったものの肝心な場面で長打を浴びて撃沈。雨の中、球場に詰めかけた子供たちに現実の厳しさを教える結果となった。主力が復帰するにつれてチーム状態が悪くなっていく特異なケース。不振選手の調整は二軍でやるべきだ。GW9連戦全敗が現実味を帯びて来た。